2013年02月20日

英国滞在記

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ここ10年間でもっとも成長したブランドと言っても過言ではありません。



1足作るのに200もの工程を経て完成しています。



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ほとんどのメーカーがオートメーション化を取り入れ



量産されていますが、機械ではどうしても出せないディテールは今でも



手作業で施されております。



釣り込みもその代表格。



微妙な引っ張り具合、力加減で平面の革が均等に


ラストに密着するよう、職人達の腕の見せ所です。



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シートピース。



ヒールの部分につけるパーツです。



浅草用語では「ハチマキ」とか呼んでいます。



工程ごとに手に取りやすいように各パーツが並んでおりました。



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英国靴の醍醐味はグットイヤーウエルト製法に



革底ですが、もちろんラバーソールも生産されています。


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ビニールをまいて、傷をつけないように汚さないように


生産されていますが、どうしてもB品は出るようで


ファクトリー内に大きく日産量とB品の数が書かれていましたが


先週の多い日で確か


154足ものB品が出ていたようです(うる覚えで確かな情報ではありません。ご了承ください。)



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コバも仕上げの段階になり、最終的にこのビニールは外されますが


同業の方は勿論目にしたことはあると思います。


ハチマキの下のところにこのビニール残ってますよね。


オールソールするとき少々やりずらさを感じています。


あるあると思った方、ご賛同頂きありがとうございます。




ざっくりとご紹介させていただきましたが、このように靴は作られています。



クロケット&ジョーンズの靴は私も数足所有していますが


グットイヤーならではのコルクの沈み方があり


履き込むごとにその良さを発揮してくれます。


いつもお世話になっている靴に


たまには磨いてあげてリフレッシュさせてあげるのもいいかもしれません。


Posted by リペア工房RESH.日本橋三越本店 at 07:21│Comments(0)
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