英国王室御用達

リペア工房RESH.日本橋三越本店

2012年08月17日 06:25

*英国王室御用達とは

王族個々人がそれぞれ気に入った製品の生産者に対して

王室から御用達リストに加える申し出が出されます。

これに応じた生産者は王室御用達を示す紋章をつける権利を得る事が出来ます。

靴における物としてはトリッカーズ(1829年創業)が有名ですが

本日はトリッカーズよりちょっと先輩の

LAPHROAIG(1815年創業)のスコッチウイスキーをご紹介いたします。






スコッチウイスキーの歴史を少々。

スコットランドにおけるウイスキーに関する現存する最も古い記録は

1494年のスコットランド財務省の記録で、「修道士ジョン・コーに8ボルのモルトを与え、

アクアヴィテ(aqua vitae)を造らしむ」というものが残されております。

アクアヴィテはラテン語で「生命の水」という意味で、

これをゲール語で表すと「ウシュクベーハ」(uisge beatha、ウシュクは水、ベーハは生命の意)となり

そこから「ウイスキー」という英語が生まれました。

ウイスキーという単語に関する最古の記録は1736年にスコットランド人が書いた手紙です。

当初スコッチ・ウイスキーは薬酒として修道院が独占的に製造していたが、

16世紀に宗教改革が起こり修道院が解散したことで蒸留技術が農家など民間に広まり

余剰生産された大麦の換金および保存の手段として製造が盛んになりました。

この時期のスコッチ・ウイスキーには熟成の工程がなく

蒸留したばかりの無色透明の液体が飲まれていました。

スコッチウイスキーの代表格LAPHROAIGは1994年、チャールズ皇太子より王室御用達許可証を賜り、

モルト蒸溜所としては初めて王室御用達の認定を受けました。

今でもラフロイグ蒸溜所では、新しい商品が出来ると必ずチャールズ皇太子にもご試飲頂くとか。

モルトウイスキーの中でもラフロイグはかなり強い風味があり

バーボンウイスキー派の方は苦手かも知れませんが

チューリップ型の薄く口当たりの良いグラスで一口飲めば

ハイランドはアイラ島の風を感じることが出来るかもしれません。

想像してみてください。

ハイランドでバーブアーをまとい、トリッカーズを履き

フライフィッシングをやりながらウイスキーを楽しむ。

ログハウスで出来た家に帰り、釣れたマスを夕日を見ながら

美味しく頂く。そして右手にはやっぱりウイスキー。

(白くなった髭を蓄えシガーを吸ってればなおよし)

老後はそれを目指してます(笑)



さてさて、流石にハイランド地方にはなかなかいけないので

東京スカイツリーの天空ラウンジにいって見ましょう。








晴れた日の夜景は最高です。


ここ天空ラウンジは31Fにあり、東京タワーも見えました。

テーブルチャージもなく(確か。。。)わりとお手ごろな価格で楽しめるのでお勧めです。



ロケーションが身の丈に全くあってませんが

東京の空のかなたに少しだけハイランドの風を感じました(笑)