ヒール固定

リペア工房RESH.日本橋三越本店

2010年07月20日 21:10

今回はバリーのサンダルのヒールの固定です。





もともと、この靴は製造する段階で、アッパーはアッパーとして、

ソールはソールとして、製造されて、最後に接着されて作られている靴になります。

ですので、カカト部分は固定されておらず、何かのきっかけで剥がれてしまうことがあります。



中敷(ソックシート)を剥がした写真です。


左が釘で固定したものです。(5箇所)

それ以外の釘の頭にみえる金属は、釣り込んだ革と中底を固定するものなので、

ヒール部分とは何も関係ありません。

釘を新しく打って固定するだけで、強度は断然違ってきます。






今回は、トップリフトの修理も必要でしたので、vibram#5340の茶色をつけました。


関連記事