2010年05月10日
J.M.ウエストン 腰裏修理
今回は腰裏(かかとの内側)のお修理をご紹介いたします。


お修理するお靴はJ.M.ウエストンのウイングチップです。
J.M.ウエストンは1891年創業の伝統あるフランスのブランドです。
アウトソールの革を自社のタナリーで生産するなど、独自のこだわりを持ったメーカーです。
アッパーやライニングの革も非常に良い革を使用しており、きめが細かくとてもしなやかです。

お持ちいただいたお靴はかかとの内側が破れてしまっています。
このかかとの内側を「腰裏」や「スベリ」と呼びます。
一度革が破れてしまうとそこから穴が広がってしまいます。
この部分のお修理は革をあてて補修します。

革を当ててから履き口は元のステッチを利用してミシンをかけます。

上の写真がミシンを縫い直したあとです。
ほとんど後から縫っているようには見えない仕上がりです。

使用する革もなるべく元に近い色の革を使用します。
これで腰裏部分の補修はできますが、もともと腰裏が破れてしまう原因は「サイズが合わない」「シューホーン(靴べら)を使用していない」「くつひもをゆるめないでぬぎはきしている」などがあげられます。
補修をしてもそのもともとの原因を改善しないと再度破れてしまう可能性がありますのでご注意ください。

また、トップリフトの交換もしていただきました。
イングランド三日月型で飾り釘付です。
腰裏補修:片足1,500円
イングランド三日月:3,000円
飾り釘 :500円


お修理するお靴はJ.M.ウエストンのウイングチップです。
J.M.ウエストンは1891年創業の伝統あるフランスのブランドです。
アウトソールの革を自社のタナリーで生産するなど、独自のこだわりを持ったメーカーです。
アッパーやライニングの革も非常に良い革を使用しており、きめが細かくとてもしなやかです。

お持ちいただいたお靴はかかとの内側が破れてしまっています。
このかかとの内側を「腰裏」や「スベリ」と呼びます。
一度革が破れてしまうとそこから穴が広がってしまいます。
この部分のお修理は革をあてて補修します。

革を当ててから履き口は元のステッチを利用してミシンをかけます。

上の写真がミシンを縫い直したあとです。
ほとんど後から縫っているようには見えない仕上がりです。

使用する革もなるべく元に近い色の革を使用します。
これで腰裏部分の補修はできますが、もともと腰裏が破れてしまう原因は「サイズが合わない」「シューホーン(靴べら)を使用していない」「くつひもをゆるめないでぬぎはきしている」などがあげられます。
補修をしてもそのもともとの原因を改善しないと再度破れてしまう可能性がありますのでご注意ください。

また、トップリフトの交換もしていただきました。
イングランド三日月型で飾り釘付です。
腰裏補修:片足1,500円
イングランド三日月:3,000円
飾り釘 :500円
Posted by リペア工房RESH.日本橋三越本店 at 20:25│Comments(0)
│腰裏修理
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